デフォルトでもfoobar2000 は十分使える。
再生用に iTunes のサブ機として使うにはもったいないくらいの性能も秘めています。
さまざまなプラグイン、foobar2000 では
コンポーネントと言うものを追加することで機能拡張することが可能です。
前回はイコライザーのプリセットをインストールしました。
今回は DSP manager を設定して音質を変えることはもちろん、DSPコンポーネントをダウンロードして追加もしてみます。
まずは
File > Preferences で設定画面を開きます。

Playback > DSP Manager を選択すると、上のような画面になります。
デフォルトでは
* Advanced Limiter
クリップするところだけコンプレッサーをかけるリミッター。
* Convert 5.1 to stereo
5.1ch → ステレオ
* Convert mono to stereo
モノラル → ステレオ
* Convert stereo to 4 channels
ステレオ → 4ch
* Downmix channels to mono
モノラルにする
* Equalizer
イコライザー
* Hard -6dB limiter
強めのリミッター?
* Move stereo to rear channels
ステレオをリアチャンネルに移動
* Resampler (PPHS)
リサンプラー
* Reverse stereo channels
ステレオの左右チャンネルを入れ替え
foobar2000 Wiki DSP manager 解説より
の系10個のDSPがあります。(上はDSPコンポーネントをいくつか追加したもの)
これらを表示されている
利用可能なDSP欄から
アクティブなDSP欄に移動することで音質の変更等が行えます。
中央の
→ ← 上へ 下へ ボタンで移動、上下入れ替えができます。
音を聞きながら設定することも可能です。出力するスピーカーに合わせたり、聴きながら自分の好みの音を探してみます。
参考までに
foobar2000 Wiki DSP manager 解説ではアクティブなDSPの昇順について
[Resampler] => [その他のDSP] => [Limiter]の順でDSPの配置が推奨されています。「音を加工するため、適用する順序によって出力される音、処理速度が変わる」らしいです。
デフォルトのDSPコンポーネントでもいろいろと楽しめますが、もっといろんな音質を試してみたいという場合には、DSPコンポーネントをダウンロードして追加することもできます。
foobar2000 Wiki の
こちらのページにさまざまなDSPコンポーネントがありますので、それぞれのリンク先にてダウンロードします。
ためしに、Center Cut DSP というのをダウンロードしてみます。
ダウンロードして、解凍後、foo_dsp_centercut というフォルダができます。

そのフォルダ内には foo_dsp_centercut というフォルダと
foo_dsp_centercut.dll というファイルがあります。この
.dll というファイルがコンポーネントです。
これを

foobar2000 フォルダ内の components フォルダの中(デフォルトではC:\Program Files\foobar2000\components)に追加します。(コピー、ドラッグどちらでも、)

追加が終わったら、foobar2000 を再起動します。
File > Preferences で Playback > DSP Manager を開くと
Center Cut - Center と
Center Cut - Sides が追加されました。
今回は、DSP Manager で DSP コンポーネントをアクティブにし、音質を変えてみました。
いろいろなコンポーネントを組み合わせたり、ダウンロードして追加して、自分の好み、環境に合った音質を楽しむことが可能になります。
また、コンポーネント(
.dll )の追加に関しては、DSPコンポーネントだけではなく、その他のコンポーネントにも同様の操作で追加ができます。
今後、コンポーネントの追加というと、このような操作が必要となるので、覚えておくと便利です。