震災9日目
今日は風もなく日差しがあって暖かい日でした。
室内より外にいたほうが暖かく過ごしやすかったです。
放射性物質の飛散状況が気になるところですが、まわりでそれを気にする人はあまりいません。
マスクをしている方も結構いますが、なるべく屋内に。とかそういった過敏な反応はまだ見られません。
わたしの住む地域は福島第一原発から約60キロほどのところというのもありますが、いちいち気にしていたら生活が成り立たない。
仮に原発で最悪の事態が起きても政府や東京電力のこれまでの対応から支援はないだろうという暗黙の了解があるのでしょう。
逃げるためにガソリンを満タンにしておいたりする人もいれば、この地にとどまることをすでに決めている人もいることでしょう。
自衛隊や警視庁、消防庁の放水活動により事態は収束しつつありますが、福島県のその後もそろそろ考えて欲しいです。
漁業、農業、畜産などなど今後、福島県産のものを口にしたいと思いますか?
それらの産業で暮らしをたてていた方はこれからどうすればよいでしょう?
福島県産の原乳や茨城県産のほうれんそうは、人体に与える影響は少ないという報道の一方で、生産者には出荷だけでなく飲んだり食べたりすることを一時禁止という措置に矛盾を感じます。
では、どうすればよいのか?というのも誰もわからないはず。
それもわかっていますが、県民感情からすると、どうしてくれるんだとしか言えません。
昨日、水道が復旧したこともあって避難所となっていた小学校に入っていた方々が帰宅し始めてきました。
が、水道は再び止まりました。
地震で水道管が壊れていた部分があったようで、崩れた斜面に漏れた水が流れ始め非常に危険な状態になったそうで、、直ちに止められたそうです。
今後、配管を修復するのか崩れた地盤をなんとかするのかわかりませんが、水道の復旧は先延ばしです。
私の住む市内ではほとんどの地域で復旧しているようなので、給水車ももはや滞ることなくやってくるでしょう。
水道はでませんが、水には不自由はしないと思います。
今日から自宅に戻るつもりだった近所の人と少し話しましたが、避難所の小学校も最初の頃と比べるとだいぶ人数が減ってきたらしい。
みんな自分の家がいちばん落ち着きますよね。
どんなに不便でも帰る家があることは幸せです。
私は地震のあった夜も自宅で寝たので避難所の生活や雰囲気などが分からないので、近所の人にいろいろ聞いたりしました。
毛布は少し支給されたそうですが、大部分の方は持参したようです。
朝方はやはり寒くて寝ていられなかったらしい。
食事に関しては菓子パンやクッキー、カップラーメンやおにぎりなど困ることはなかった模様。
たまにデザートとして果物なんかも出たようです。
ただ、ほぼ毎日同じような食べ物しか出なかったので、子供たちは徐々に食が細くなっていったそうな。
最近の子供は小さい頃から舌が肥えているので、こうした生活に順応するのは難しいのかもしれませんね。
幼なじみも実家の片付けの手伝いに来ていましたが、4人の子供をかかえる彼女は片付けを一段落させるとこたつに入り眠り始めました。
震災直後、おむつがなく子どものおしりが真っ赤になってしまったり、避難所で子供が夜泣きしたりと本人も相当の疲れが溜まっていたのでしょう。
被災者同士でいろんな話がでます。
震災直後はお互いの安否確認がまずはじめに来て、どの程度の被害だったかという話でしたが、今では、男性はガソリン、女性は子供や水、食料の話から始まります。
最終的に「もうどうしようもないよな」とか「いつになったら・・・」みたいな終わり方で会話終了。
みんな見えない未来を見ています。
もう一つあるのは、「避難するの?」という会話。
これは、この辺に限った会話かも。
今日、お風呂を借りるため、義理の姉が車でむかえに来てくれました。
着替えなどの荷物をもって父母と三人で車に乗り込むとき近所の人がそう言いました。
ここでの「避難するの?」は原発から避難するという意味です。
そんな震災9日目。
上でも少し書きましたが、原発について。
福島県が今後どうなるかも気になりますが、原発そのものがどうなるのかも気になります。
福島第一原発は4号機まではなんらかの破損があるし、海水を注入して冷却してしまったので再利用は不可能。
停止中だった5,6号機はほぼ無傷で残っていますが、こちらは再稼働可能なのでしょうか?
第一原発の10キロ南には第二原発もあります。
こちらは今後支障なく利用できたりするのでしょうか?
これらの原発によって首都圏の電力が賄われていたわけで、停止している現在、計画停電などをせざるを得ない状況になっていると思われますが、今後どうなるのでしょう?
これだけの原発被害が出た以上、今後の稼働はほぼ有り得ないという一方で、首都圏の電力はどうするのか?という大問題もあるわけで・・・。
今はまず、冷却させ事態を収束させるのが第一ですが、今後の国の電力供給のあり方や放射能汚染の風評被害などかなり難しい問題が待っています。
どういう方向に進んでいくのか気になります。
室内より外にいたほうが暖かく過ごしやすかったです。
放射性物質の飛散状況が気になるところですが、まわりでそれを気にする人はあまりいません。
マスクをしている方も結構いますが、なるべく屋内に。とかそういった過敏な反応はまだ見られません。
わたしの住む地域は福島第一原発から約60キロほどのところというのもありますが、いちいち気にしていたら生活が成り立たない。
仮に原発で最悪の事態が起きても政府や東京電力のこれまでの対応から支援はないだろうという暗黙の了解があるのでしょう。
逃げるためにガソリンを満タンにしておいたりする人もいれば、この地にとどまることをすでに決めている人もいることでしょう。
自衛隊や警視庁、消防庁の放水活動により事態は収束しつつありますが、福島県のその後もそろそろ考えて欲しいです。
漁業、農業、畜産などなど今後、福島県産のものを口にしたいと思いますか?
それらの産業で暮らしをたてていた方はこれからどうすればよいでしょう?
福島県産の原乳や茨城県産のほうれんそうは、人体に与える影響は少ないという報道の一方で、生産者には出荷だけでなく飲んだり食べたりすることを一時禁止という措置に矛盾を感じます。
では、どうすればよいのか?というのも誰もわからないはず。
それもわかっていますが、県民感情からすると、どうしてくれるんだとしか言えません。
震災9日目
昨日、水道が復旧したこともあって避難所となっていた小学校に入っていた方々が帰宅し始めてきました。
が、水道は再び止まりました。
地震で水道管が壊れていた部分があったようで、崩れた斜面に漏れた水が流れ始め非常に危険な状態になったそうで、、直ちに止められたそうです。
今後、配管を修復するのか崩れた地盤をなんとかするのかわかりませんが、水道の復旧は先延ばしです。
私の住む市内ではほとんどの地域で復旧しているようなので、給水車ももはや滞ることなくやってくるでしょう。
水道はでませんが、水には不自由はしないと思います。
今日から自宅に戻るつもりだった近所の人と少し話しましたが、避難所の小学校も最初の頃と比べるとだいぶ人数が減ってきたらしい。
みんな自分の家がいちばん落ち着きますよね。
どんなに不便でも帰る家があることは幸せです。
私は地震のあった夜も自宅で寝たので避難所の生活や雰囲気などが分からないので、近所の人にいろいろ聞いたりしました。
毛布は少し支給されたそうですが、大部分の方は持参したようです。
朝方はやはり寒くて寝ていられなかったらしい。
食事に関しては菓子パンやクッキー、カップラーメンやおにぎりなど困ることはなかった模様。
たまにデザートとして果物なんかも出たようです。
ただ、ほぼ毎日同じような食べ物しか出なかったので、子供たちは徐々に食が細くなっていったそうな。
最近の子供は小さい頃から舌が肥えているので、こうした生活に順応するのは難しいのかもしれませんね。
幼なじみも実家の片付けの手伝いに来ていましたが、4人の子供をかかえる彼女は片付けを一段落させるとこたつに入り眠り始めました。
震災直後、おむつがなく子どものおしりが真っ赤になってしまったり、避難所で子供が夜泣きしたりと本人も相当の疲れが溜まっていたのでしょう。
被災者同士でいろんな話がでます。
震災直後はお互いの安否確認がまずはじめに来て、どの程度の被害だったかという話でしたが、今では、男性はガソリン、女性は子供や水、食料の話から始まります。
最終的に「もうどうしようもないよな」とか「いつになったら・・・」みたいな終わり方で会話終了。
みんな見えない未来を見ています。
もう一つあるのは、「避難するの?」という会話。
これは、この辺に限った会話かも。
今日、お風呂を借りるため、義理の姉が車でむかえに来てくれました。
着替えなどの荷物をもって父母と三人で車に乗り込むとき近所の人がそう言いました。
ここでの「避難するの?」は原発から避難するという意味です。
そんな震災9日目。
上でも少し書きましたが、原発について。
福島県が今後どうなるかも気になりますが、原発そのものがどうなるのかも気になります。
福島第一原発は4号機まではなんらかの破損があるし、海水を注入して冷却してしまったので再利用は不可能。
停止中だった5,6号機はほぼ無傷で残っていますが、こちらは再稼働可能なのでしょうか?
第一原発の10キロ南には第二原発もあります。
こちらは今後支障なく利用できたりするのでしょうか?
これらの原発によって首都圏の電力が賄われていたわけで、停止している現在、計画停電などをせざるを得ない状況になっていると思われますが、今後どうなるのでしょう?
これだけの原発被害が出た以上、今後の稼働はほぼ有り得ないという一方で、首都圏の電力はどうするのか?という大問題もあるわけで・・・。
今はまず、冷却させ事態を収束させるのが第一ですが、今後の国の電力供給のあり方や放射能汚染の風評被害などかなり難しい問題が待っています。
どういう方向に進んでいくのか気になります。
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