激情 ダイビング
マクロスΔ Mission 13 激情 ダイビング
前半を締めくくる怒涛の展開。
まさかハヤテが白騎士に勝つとは!?
ラグナ陥落で撤退の負け戦でしたが、アツいアツい展開のオンパレードでした。
前半終了に相応しい回だったと思います。。。
歌
ワルキューレは「いけないボーダーライン」「Walküre Attack!」「一度だけの恋なら」の3曲。
ハインツは「オーラ・サーラ~光る風」。
フレイアがダイビングしながら歌い始めた「一度だけの恋なら」からの展開が秀逸でした。
ハインツの歌もいつも以上に長く流れ良かったです。
欲を言えば、新曲が欲しかったです。。。
バルキリー
はじめはハヤテ、ミラージュ、チャック対白騎士キース。
3対1ですが、以前、同じ状況でメッサーにやられている3人。白騎士が弱くなったのか、3人が短期間で腕を上げたのか・・・?前半の時点で3機とも撃墜されててもおかしくない状況でしたが、なんとか逃げ切った感じ。副隊長となったミラージュの分析や作戦がよかったのでしょうか?
反応弾でハヤテ機が大破。そこからメッサー機に乗り換えるという演出がアツくてよかったです。
そこからフレイアの歌とハヤテの共鳴で白騎士に一矢報いる展開がまた良かった。のですが、いくら歌との共鳴でパワーアップしているハヤテでも白騎士相手にあそこまで出来るのが少々疑問にも感じます。あんなに強かった白騎士があっさり・・・。白騎士を撃退するのはもう少し後でも良かった気がします。メッサーがやられてすぐのタイミングでは時期尚早すぎる気がしました。
Δ小隊のハヤテ、ミラージュ、チャックはそれなりの活躍をみせましたが、隊長のアラドは通信役のような位置づけで戦闘での活躍がみられませんでした。思えば、アラド隊長、これまでもこれといった戦闘での活躍があまりない・・・。時間内に全部描くのは大変だと思いますが、今回は建前上、大戦闘なわけで隊長の活躍も少しは見たかったです。
エリシオン。シグル=バレンスの攻撃からアイテール、船団を守る。元教官のアーネスト艦長と元教え子のグラミア王の掛け合いがアツかったですね。その流れからのマクロスキャノンもまたアツかったです。
三角関係
今回も三角関係としての進展はなかったものの、それに準ずる行為がいろいろとありました。
ハヤテがミラージュに抱きつくシーンとか見ているこっちが恥ずかしくなる展開でしたね。
また、フレイアがハヤテに歌を届けに来た際に顔を赤らめていたシーンなどハヤテへの好意がうかがえます。ハヤテは相変わらず二人の好意に気づいているのかいないのか・・・?きっとまだ気づいてないですよね。ハヤテの二人に対する行動がそれを裏付けています。
ミラージュとフレイアは順調にハヤテへの好意をふくらませている模様で、お互い火花は散らないまでもお互いの行動には注視している感じが見て取れました。
今週のワルキューレ
ライブ。風の歌い手、ハインツの歌声に負けそうになりながらも必死で歌うワルキューレ。
空中騎士団のボーグに狙い撃ちされ美雲がフレイアを守りつつ負傷。美雲さんはこういう時いつもフレイアを守りますね。自分の身はどうなってもいいという感じが見受けられます。美雲さん、サイボーグかなんかで替えのきく体だからこういう際にこんな行動をするのかな?とか思ったりします。実際、何者なのかは後半明らかになるでしょう。。。
今週のワルキューレではやはりフレイアのルンピカでしょう。ハヤテに歌を届けるため艦から飛び出してダイブしながらの歌唱にはテンションあがりました。フレイアの歌がハヤテだけでなく、キースやハインツにも届いて、ハインツなんかは吹き飛んでましたね(笑)フレイアの歌の力凄まじい。。。
この歌のおかげでハヤテも白騎士を撃退することができました。歌の力は戦闘力さえも上げてくれるんですね。どう考えても白騎士に勝てる要素がなさそうだったのに・・・。シグル=バレンスの次元バリアさえも消失させたフレイアの歌の力絶大。。。
今週の空中騎士団
はじめはボーグやテオ、ザオがシグル=バレンスを防衛するシーン。カシムやヘルマンも同様の行動をとっていたと思いますが映らない・・・。実際、白騎士とΔ小隊が戦っていた時、彼らは何をしていたのでしょうか?他の部隊と戦っていたのでしょうが、その辺があまり描かれておらず残念。大戦闘のはずが大部分が白騎士対Δ小隊という図式になってしまい、小さな小競り合いにしか見えませんでした。
白騎士撃墜。メッサー機に乗ったハヤテに「貴様ごときがその機体を!」というキースの台詞にはライバルであったメッサーへのリスペクトが感じ取れました。そういう精神はいいですね。メッサーを殺したことは許せないが。
まさかの白騎士撃墜。ハヤテがフレイアの歌であそこまでパワーアップするとは・・・。というか、白騎士が負けるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか?コクピット付近を撃たれはしましたがまだ死なないでしょう。次の対戦もきっとあると思います。その時こそほんとの勝負かなと思います。今回のキース機の撃墜は少し大げさな感じもしましたし・・・。いくらなんでも白騎士に勝てるわけ無いと誰もが思っていたと思います。
ロイド。グラミア王の補佐をしながら戦況を見つめる。グラミア王が死んだのは何が原因だったのでしょうか?マクロスキャノンの影響でしょうか?まさかロイドが殺した!?とか・・・。そんな風にも見えました。
総評
宇宙空間での大戦闘を期待してましたが、決戦は大気圏内。いつもどおりのバルキリーでの戦闘(ほぼファイター)で少し残念。戦闘自体は良かったと思いましたが、もう一工夫欲しかった気がします。とにかく戦闘機の数が少ない。その辺が残念な点でしたね。
あと、上でも散々書きましたが、白騎士を撃退したのは時期尚早だったのではないでしょうか?どう考えても今のハヤテに勝てる要素はなかった。フレイアの歌との共鳴でパワーアップしたのはわかりますが・・・。とは言え、メッサー機に搭乗しての白騎士撃墜はかなり胸熱なシーンではありました。
良かった点もあげよう(笑)多数の胸熱な展開。。。艦長とグラミアの対決、ハヤテがメッサー機に搭乗、ルンピカや白騎士撃退などなど。
メッサー機に乗って白騎士を倒したことに意味があったわけでもうとやかく言うべきではないですよね。
バルキリーでの戦闘・歌・三角関係がうまく絡み合い、前半フィナーレとしてはまずまずな展開だったと思います。
結局、負け戦となってしまいましたが、次回以降味方陣営がどういう動き(反撃)をみせるのか楽しみです。
前半は綺麗に終わったなぁという印象ですね。。。
名も無きパイロット。さん、こんにちは。。。
確かにバトロイドの出番が少ないですよね。大気圏内というのもあるのかもしれませんが、イサムやガルドのようにバトロイドで殴り合う戦闘なんかもΔで見てみたい気がします。
1対1の戦闘なんてあり得ないと劇中で言ってた気がしますが、メッサーと白騎士、ハヤテと白騎士なんかはほぼ1対1の戦闘だったのでバトロイドでの戦いがあっても良かったかなと思います。この辺は後半に期待ですかね。。。
後半はミラージュの成長も見逃せない要素となりそうですよね。名も無きパイロット。さんが仰る通り、ハヤテとのコンビでいつも飛んでいるのでファイターやガウォークのみならず、バトロイドでの二人合わせた立ち回りなんかも見られるかもしれませんね。現在では飛行技術ですっかりハヤテに追い越されてしまったミラージュ。ハヤテも驚くような活躍に期待ですね。。。
>新統合軍の幹部
一応、それなりの権力を持った人物のようでしたね。また出てきそうな感じがします。
最近はsamadaさんの言うとおり、確かにファイター中心で、変型を活かした空中戦が少ないですよね。
大気圏内ということもありますが、1つ思い出したことがあります。
空戦時の変型、特にバトロイド形態による360°の敵に対する素早い攻撃と軌道の撹乱は、元々天才・マックスが編み出してエースパイロット達に継承されたものです。
空戦時の変型は運用次第で敵の後ろを取るなど一瞬で優位にたつことができますが、その一方ではスキ(無防備状態)が生まれ蜂の巣にされる危険も孕んでいます。
そのため、教科書通りのミラージュがパイロットとして今後覚醒するためには、ジーナス家秘伝のバトロイド形態を含んだ柔軟な空戦マニューバを会得することが必要なのかもしれません。
そう考えてみると、元々バトロイド形態が得意なハヤテは、ミラージュ覚醒のためにはこの上ないパートナーのような気がします。
~ps.新統合軍から派遣された幹部、最初は危険な戦闘空域に送り出される下端なのかと思いましたが、思いの外に権力があり黒い奴のようですね。。。
samada>名も無きパイロット。さん
名も無きパイロット。さん、こんばんは。。。
前半のクライマックス、名も無きパイロット。さんが仰る通り、いろんな要素が詰まった回でしたよね。また、歌・戦闘機・三角関係がうまく絡んだまさにマクロスというべき回だったと思います。
>命懸けで飛べば、飛べるんよ!
最初、この娘は何をいってるんだろうなぁと思って見てましたが、こういう形で繋がっていくとは思ってもみませんでした。歌を届けるためにホントに飛びましたからね(笑)でも良いシーンでしたよね。。。そこから戦闘の流れも変わっていく13話の起点となったと思います。
>禁じ手
名も無きパイロット。さんほど多くは見つけられませんでしたが、私も見たことがある演出が多数ありました。たしかに、デジャブ感がありつつ、新しさも感じますよね。その辺が胸熱な展開で見ていて爽快さを感じました。
>チャックの妹
私も最初は「あぁ・・・」とため息がもれましたが、水生民族ですから流されても大丈夫でしょう。でもあの波の勢いでは家の中にいても危険な感じがしますが・・・。
>ルダンジャール・ロム・マヤン
「真の王の名のもとに」でしたっけ?たしか公式の用語集に載っていましたよね。
「マヤン」というのは「真の王」という意味でしょうかね・・・?同じ言語が地球にも伝わっていると考えるとなんだかプロトカルチャーというのはとても神秘的に感じられます。。。
>この風
空中騎士団がよく口走る台詞ですが、美雲さんもなぜか感じているみたいですよね。美雲さん、ウィンダミア人?と考えたこともありましたがルンもないし・・・。隠しているのかもしれませんけどね。。。いずれにせよ、まだまだ謎多き女ですよね。後半どのくらいでその素性が明らかにされるのか楽しみでもあります。
>三角関係
恋愛要素は徐々に出てきているもののまだまだですよね。
名も無きパイロット。さんが仰るように、恋愛の三角関係ではなく、仲間的な感じを描くのかなと思いました。恋愛ではまだまだですが、モテモテのハヤテくん。今の状態だとアルトと同じ道を選ぶのが濃厚ですよね。そして、また劇場版で答えをという流れになるのではないでしょうか?
今回、良かったですが、わたし的にはもう少し戦闘機での戦闘をみせて欲しかったですね。ハヤテと白騎士ばかりで他の戦闘機たちの戦闘シーンが少なかったように思えます。時間的に難しかったでしょうが、せっかく、陥落した惑星からケイオスの援軍も来ていたのだからもう少し戦闘機を多く描いて欲しかった。その点が少し物足りなかったです。戦闘自体は戦闘機やマクロスvsシグル=バレンスなど大小織り交ぜた戦いが見応えありでした。やはり大型機が参戦すると盛り上がり方が違いますね。
次回以降、いよいよ後半ですが、どういう起ち上がりかたをするのか楽しみですね。。。
いつも長文、申し訳ありませんm(__)m
今回は前半クライマックスということで特に長いので、先に謝っておきます(^^;
「命懸けで飛べば、飛べるんよ!」
第一話でフレイアが叫んだ台詞が、こんな形で物語のキーになるとは思ってもみませんでした。
余談ですがこの台詞、「飛べ!るんヨ!」で切ってもいい感じですよね(笑)
さて第13話、歌とドッグファイトと三角関係が織りなす、マクロスらしい展開でした。
前半のクライマックスとして、YouTubeやLINE LIVEでの盛り上げもあり、まずまずの前半フィナーレだったと思います。
ところで今回のバトル、、恋離飛翼(サヨナラノツバサ)の決戦バトルと同じ手法、その当時に河森監督が仰っていた「禁じ手」を使っているように感じました。
その「禁じ手」が何であるか、完全には理解できていませんが自分なりの解釈として、歴代マクロスの名シーンをモチーフとした映像や演出、そして歌や台詞、更には見ている人の思い出までもが渾然一体となって起こる科学反応により全く新しいものを生み出し、そして圧倒的な情報量によって何度見ても新しく胸に響くものがある…、みたいな。
そんな手法ではないかと僕は思って(感じて)います。
名シーンの数々、気が付いた主なものを列挙しておきます。
・デルタ小隊の炎に包まれた大気圏突入→マクロスVF-X2(1999.プレステ)
・反応弾の爆発から柿崎のように離脱するチャック→初代マクロス(1983.TV19話)
・ミラージュの空中キャッチ→初代マクロス(1983.TV2話)、フロンティア(2008.TV2話)他多数
・まるで鳥の人のようなシグナヴァレンスの合体→ゼロ(2006.OVA6巻)
・メッサー(エースパイロット)機への乗り換え→初代マクロス(1983.TV19話)
・フレイアと美雲の光の翼出現→サヨナラノツバサ(2011.映画)
・マクロスエリシオンの角?被弾→愛おぼ(1984.映画)
・失速して落下するバルキリーのパイロットを目覚めさせる歌→プラス(1995.OVA4巻)
・歌姫のイメージとバルキリーの飛翔→フロンティア(2008.TV25話)
・ハヤテのオーバードライブ→サヨナラノツバサ(2011.映画)
それから気になったシーンとして、
・チャックの妹→最初は絶望的に思えましたが、よく見ると波に浚われているだけにも見えるので、魚の人であるラグナ人なら生存可能に思えました。
・「ルダンジャール・ロム・マヤン」→ゼロの舞台となったマヤン島、やはりプロトカルチャーとの繋がりが深いみたいですね。
・「この風…。」→美雲さんの台詞です。美雲さん、なぜ風を感じられるのでしょうか。
・メッサーのブレスレット→カナメさん、決戦のステージでメッサーのブレスレット付けて歌っていましたね。涙が止まりませんよ…。
・宮武一貴→シグルヴァレンアスのデザイン、河森監督の師匠でしたね。デルタに参加の噂はありましたが見当たらずがっかりしていたので、嬉しかったです。
・絵コンテ→デルタでは初めての河森監督フル絵コンテ!やっぱり流石です。
次に、三角関係について言及しておきたいと思います。
今回は結構色々な展開がありましたが、もしかしたらデルタの三角関係は恋愛重視ではなく、チームとしての結束を描きたいのかもしれないと感じました。
三人の役割は、「フレイアがハヤテをアシスト」→「そのハヤテがミラージュをサポート」→「ミラージュがフレイアをレスキュー」→「そのフレイアがまたハヤテをアシスト」というきれいなトライアングルが形成されていたように思います。
しかしハヤテは、ミラージュに「白騎士を倒しなさい!」と背中を押されたり、フレイアに背中をギュッとされたるり…、「お前たちは俺の翼だ!」ルートを快走中ですね(笑)
~ps.またまたつまらない戯れ言
今回は期待していた通りの素晴らしい回でした。
スケジュールが相当キツイと考えられますが、できればアップでない小さなキャラの作画や歌唱シーン(前半部分)を、もう少し丁寧に描いていただけたると嬉しいです(^^;)