デカルチャー!! ミクスチャー!!!!! [フロンティア盤]が届いた。

明日発売のマクロスFとマクロスΔのコラボアルバム「デカルチャー!! ミクスチャー!!!!! [フロンティア盤]」が届きました。
デカルチャー!! ミクスチャー!!!!! [フロンティア盤]

【パッケージ】
ワルキューレポーズをしているシェリルとランカのスリーブケースがキラキラ

【パッケージ裏】
裏もキラキラ
シェリルのピンクとランカの緑のラインのシンプルなデザインの裏面

【CDケース】
キラキラのスリーブケースをとるとワルキューレ、シェリル、ランカの7人が描かれた通常版と同じパッケージ
フロンティア勢は江端里沙さん、Δ勢は実田千聖さんの描き下ろし

【CDケース裏】
裏面はフロンティア限定盤ということでシェリルさんとランカちゃんのイラストと曲名が

【CD盤面】
CDはシンプルに「F」とプリントされているデザイン
CDケース内側にはワルキューレ5人とシェリル、ランカの2人のイメージカラーがラインであらわされています
デカルチャー!! ミクスチャー!!!!! [フロンティア盤]感想
01. 僕らの戦場 / シェリル・ノーム & ランカ・リー
僕らの戦場、デルタ楽曲の中でも個人的に好きな曲。
シェリルとランカが歌うとどうなるかなと聴いてみたが、二人のデュエット曲としてしっくりくる仕上がり。
特にシェリルのドハマリ具合が顕著です。
かと言ってランカがしっくり来てないというわけではなく、ランカはランカでややしっとりとした感じで歌いこなしてます。
交互に歌い分けたりコーラスにまわる感じが聴いていて快感。
02. ライオン / ワルキューレ
マクロスFといえば・・・「ライオン」といっても過言ではない。
というか最近では、ライオンってなんのアニメの曲?と言われるくらい本編から飛び出して人気を博しているアニソンですが、ワルキューレが歌うとどうなるか?
まず、歌い出しですが、JUNNA節炸裂って感じでちょっと違和感が・・・。
もともとはシェリルとランカのデュエット曲ですが、ワルキューレバージョンでは美雲とフレイアのデュエットって感じで、他の曲と違ってカナメ、マキレイの歌声が少なく感じました。
せっかく5人なのでもっとうまく振り分けても良かった気がします。
03. いけないボーダーライン / シェリル・ノーム & ランカ・リー
シェリル、ランカに歌って欲しいワルキューレ楽曲1位の「いけないボーダーライン」。
1番はシェリル、2番はランカと歌い分けられています。
1番のシェリルは持ち歌か?と思わせるほどの歌いっぷり。
一方、2番のランカは安定感のある歌いっぷりです。
シンプルな歌い分けで歌い手の歌声や技量を堪能できる感じですが、もう少し変わった歌い分けがあっても良かったかなという感じも受けました。
ラストは二人で歌唱。
シェリルのほうが目立ってますが二人合わせてで歌ってる部分が印象的でもありました。
04. ノーザンクロス / ワルキューレ
歌い出しは美雲というかJUNNA。
最初から力入りすぎててもう少し抑え気味でもよい気がします。
まぁ、最初は力みすぎですが、中盤から1番終わりにかけては安定した歌唱。
2番はカナメから始まり、レイナへと続く変則的とも思えるパート分け。
コラボではマキレイのパートも多いと聴いていたので個人的には嬉しい部分ですね。
2番後半は安定のフレイア。
まんべんなくひとりひとりにパート分けされており、ワルキューレらしさが出ていてとても良いですね。
05. GIRAFFE BLUES / シェリル・ノーム
シェリルが歌うとどんな曲でも持ち歌化してしまう感が。
サビの部分ではシェリルでも高めの部分が苦しそう。
改めてワルキューレのこの曲のキーの高さを思い知らされますね。
命を削る歌声、シェリルの歌、圧倒的。
06. 放課後オーバーフロウ / ワルキューレ
ランカちゃん一人での歌唱がマイベストですが、戦時下での切迫した歌詞がワルキューレが歌ってもしっくりくるという不思議。
ワルキューレ5人がまんべんなくパートをこなす5色の放課後オーバーフロー。
この曲はハーモニーよりもワルキューレ5人をひとりひとり堪能できる楽曲に仕上がっている感じ。
07. 不確定性☆COSMIC MOVEMENT / ランカ・リー
ランカちゃんソロ。
可愛い感じが先行するかと思いきやややお姉さん的な感じもする。
年下のワルキューレの存在もあってそう感じるのもあるのかな。
楽曲自体はランカちゃんのキーにあっていてバッチリ。
コーラスがやっぱりかわいい。
ランカ・リーとして歌いこなしてる感がありとてもよい。
08. ユニバーサル・バニー / ワルキューレ
シェリル渾身のユニバニをワルキューレ5人で。
JUNNAさんが非常にマッチしている楽曲。
と思って1番を聴いていたが2番ではカナメ、レイナ、マキナのパートもいい、非常にいい。
今回のコラボでマキレイの歌唱部分が多めなのが非常に良いですね。
ワルキューレのカナメ、マキレイのパートがこのコラボ醍醐味的な感じもして嬉しい。
09. 破滅の純情 / シェリル・ノーム & ランカ・リー
個人的にはΔ楽曲でも屈指の良曲と思ってる破滅の純情。
1番はシェリルからはじまり、ランカにつなぐ、そしてサビはまたシェリル。
シェリルの声ががっちりはまってますね。
2番はランカから歌い出し、シェリルへ。
やっぱりシェリルの曲?と思ってしまう不思議。
この歌もシェリルとの相性バッチリ。
でもランカもらしさを出していてひと味違う破滅の純情。
そして最後はシェリルさんで終わり。
10. サヨナラノツバサ ~ the end of triangle / ワルキューレ
この曲は正直に言うとワルキューレには歌ってほしくなかった。
それくらい思い入れがある曲。
フロンティアが好き過ぎるが故の思いです。
分かる人にはきっと分かると思う。
それをワルキューレの5人がお得意のハーモニーを駆使して歌い上げています。
フレイアと美雲がやはり目立つのだけれど、ワルキューレを支えているのはカナメ、マキレイの3人と個人的には思っています。
フレイアや美雲が好きに歌えるのは他の3人がカバーしているからと言っても過言ではない。
今回のコラボではワルキューレはどの曲もそうですが、普段コーラスにまわっているマキレイの歌声が多くファンにはたまらないのではないでしょうか?
ということで、サヨツバですが、5人がまんべんなく的確なパート分けで歌われており非常に聴き応えありです。
やっぱり、マキレイの、カナメの歌声いいわと思うのでした。
「ヴァルキュリア〜♪」
ワルキューレ5人のハーモニーが素敵なサヨツバでした。
11. 愛・おぼえていますか(40th Anniversary DeCulture Edition) /シェリル・ランカ・ワルキューレ
今回の楽曲の中でメドレーに次ぐ注目曲。
1番はランカから歌い出し。
シェリルと続く、フロンティ勢の歌唱が続きます。
ランカはフロンティアで歌ってましたが、シェリルの愛・おぼは新鮮さがありますね。
2番はワルキューレのパートへ。
5人のハーモニーが愛・おぼの壮大さをさらに高めていきますね。
そして、フロンティア、デルタ勢での歌唱。
40周年。ここまで歌い継がれる「愛・おぼ」ってすごいですよね。
映画ではイントロ流れた時点で鳥肌が立ちます。
今回の7人でのアレンジは今回のコラボの集大成とでも言うべき豪華な楽曲に仕上がっていました。
また、映画見たくまりますね〜。
12. 爛々スペシャルボーナスメドレー(Δ得盛り)
今回最も楽しみにしていたメドレー。
「一度だけの恋なら」始まった時点で鳥肌。。。
ワルキューレがとまらない→Walkure Attackの流れもなかなか。
でも、曲のつなぎ、ワルキューレは裏切らない、LOVE! THUNDER GLOW、God Bless You、ワルキューレはとまらないのつなぎはいまいちな感じですね。
どうしてもFの完成されたメドレーと比べてしまいます。
楽曲の流れはちょっとイマイチですが、歌声はサイコー。
シェリル、ランカが交互に歌いまくる感じとそれをカバーするコーラスに酔いしれます。
ラストのルンピカはセリフがランカとシェリル仕様になっていて、こちらも持ち歌化してしまいました。
覚悟しなさい!が遠藤綾さんの声っていうのも感動ものですね。
総評
デカルチャー!!ミクスチャー!!!!!
ワルキューレがフロンティア楽曲を、シェリル、ランカがデルタ楽曲を歌う、非常にレアな体験ができるアルバムでした。
カラオケ大会に終わるのではなく、誰が歌っても歌詞とシンクロしたり、持ち歌化してしまったりとあっと言わせる歌唱力で聴く者を魅了するアルバムにしあがってました。
マクロスの楽曲って物語の根底にある三要素があるためか、歌い手が変わっても歌詞が意外にしっくり来るという感じを受けもしました。
ただ、シェリルだけは別格で何を歌ってもシェリルの持ち歌に聴こえてきて圧倒的な歌唱力を感じずに入られませんでした。
ワルキューレの普段あまり歌声の多くないマキレイの歌声が今回のコラボでは多くのパートで歌われており、新鮮さが際立っていた感じもしました。
豪華な7人での「愛・おぼ」やシェリル、ランカのデルタメドレーなど素晴らしい歌声を聴けてとても満足度の高いアルバムになっています。
40周年の節目ということで、現在マクロスを引っ張っているデルタのワルキューレとまだまだ人気の絶えないフロンティアのシェリルとランカがそれぞれのシリーズをまたいで歌声を寄せ合った「デカルチャー!!ミクスチャー!!!!!」。
正直なところ、企画発表当初は個人的期待値は低かったんですが、こうして聴いてみると完成度の高さ、確かな歌唱力、安定感に華やかさが相まって素晴らしい作品となっていて、これを聴けたことに感謝しかありません。
個人的には10数年前のフロンティアのシェリル、ランカが今現在新たな歌をうたってくれるだけで嬉しくて嬉しくてしかたないです。
ありがとう、マクロス。
スポンサーリンク