劇場短編マクロスF〜時の迷宮〜 の感想
短編ということで、エンドロールを入れても約14分ほどの映像作品だったが、マクロスFに熱狂した方々にとってはいろんな思いが詰め込まれた作品になったのではないでしょうか。
ランカがストーリーテラー的な位置づけで話が進んでいくというか、すべてランカの内面から作られた映像群なのでは?と錯覚してしまいそうな。
LIVEから始まる、しかも「ホシキラ」。
最初から心を鷲掴みにする大人ランカちゃん。
一番感動したのは、大人ランカちゃんやオズマ、ミシェル、ルカ、クラン、ナナセらがサヨナラノツバサ以後の世界での日常が見られたことです。
サヨナラノツバサは「ホシキラ」で終わりをむかえますが(dシュディスタbもあるけど)、フロンティア世代の私としてはそこでFの物語は終了してた。
それ以後はもちろん、今回の短編がなければ想像もできない世界で、その中でランカちゃんが程よく歳を取り素敵な女性となってまだ歌姫として活躍している、仲間たちもランカに寄り添うように登場してきた。
そうしたサヨナラノツバサの延長線上に生きている、生き続けている姿が見られて感動しました。
続編を匂わす物語の流れも素敵でしたが、私にはそうした時間の流れと成長、変わったけど変わらないものもあったりするみんなの日常が継続しているところにもこの物語の価値があるなと思いました。
ランカが歌う「時の迷宮」。
タイトルの通り、過去・現在・未来を行き来する不思議な楽曲。
暗号みたいな電話番号で呼びかけたり、途中でシェリルも歌い始めたり。
シェリルが歌い始めた瞬間はざわざわっと鳥肌が立ちました。
ダイアモンドクレバスの一節「神様に〜♪」のあたりも。
歌っているとき、ランカはお腹が黄緑に発光し、横たわっていたシェリルは喉のあたり?が発光していたと思いますが、最終的にはランカとシェリルのフォールド波が遺跡と共鳴してアルトへのベクトルとなるフォールド通信が発生したという解釈でいいのかな。
ひとまず、アルトの居場所は判明したという解釈でいいんですよね。
そうなると続編云々という話になってしまいがちですが、ここで終わりで良かった。
ここから先はみんなの想像でいい。
アルトは間もなく見つかって帰ってこれる。
そして、シェリルもきっと目を覚ます。
それでいい。
そうなればいい。
観た人の想像がきっとハッピーエンドになってくれるエンディングであってよかった。
引き際がちょうどよいエンディングでした。
「ホシキラ」から始まり、素敵に歳を重ねた大人ランカちゃんの歌の力がシェリルの歌さえも呼び起こし、その思いは最後にはアルトの居場所に届く。
終始幻想的な雰囲気に包まれた歌と映像美で、サヨナラノツバサから10年あまりを経て、マクロスFは本当の意味で完結したなと思わせてくれた「〜時の迷宮〜」。
マクロスFの世界が続いていて、ランカの健気に大切な二人を引き合わせようと奮闘する姿に強さを感じ、ああもうランカちゃんは大丈夫と思えた。
TV版からランカちゃんを成長に一喜一憂し応援してきたが、今回の「〜時の迷宮〜」ではひとりの自立した女性としての姿が垣間見られ、もうあの頃のランカちゃんはいないんだなとちょっぴり寂しい気持ちにもなりました。
でも良い歳のとり方で素敵な女性に成長したなと妹目線で見ていた自分はとても誇らしい気持ちにさせてもらえました。
気持ちにも決着がついた上での成長でしょう。
そんな成長したランカちゃんをアルトにもシェリルにも是非見てほしい。
もはや「〜時の迷宮〜」の感想というか、自分の妄想になってしまった・・・。
というわけで、「〜時の迷宮〜」
すごく素敵な作品でした。
また会える日がくることは多分ないとは思いますが、それぞれのマクロスフロンティアの真の完結への道筋をつけてくれた良い映像作品でした。
マクロス25周年記念作品として制作され、2007年の暮れにTV版第01話が放送され、2008年4月からは本放送。
2クール放送後、劇場版制作決定。
2009年にはイツワリノウタヒメ、2011年にはサヨナラノツバサが劇場公開。
そして、2021年劇場短編として本作が公開。
フロンティアと共に生きた14年間。
上でも書いたけど、私としてはうまい具合に完結へと導いてくれたんじゃないかなと感慨深いものがこみ上げてきた「劇場短編マクロスF〜時の迷宮〜」
あれから 毎日たのしくて♪
かなしくて♪
少しだけさみしい♪
マクロスFと駆け抜けた日々がなんとなく終わる、終わったと感じた作品でした。
ありがとう、マクロスF
ヤックデカルチャーだったよ。
名も無きパイロット。さん、おつマクです☆彡
昨日、Fの15周年のBlu-ray Box発売というニュースがあり、あらためて時の流れを感じずに入られませんでした。
「〜時の迷宮〜」をもう一度見返して、フロンティアと共に生きた14年をなんとなく振り返るといろんなことが思い出され、こっちも迷宮に迷い込んだ気持ちです。
そんなこんなで、見返したのですが、やはり終わりを感じましたし、自分の中でひとつの区切りになったなと観て思いました。
続編が期待されてますが、私としては変な言い方かもですが、Fはこれで終わってほしいです。
14年、フロンティアに縛られていたわけではないですが、出口が見えた気がします。
だからといってFを卒業とかそういう気持ちではないです。
マクロスフロンティアはこれからも私の一番好きな作品であり続けます。
「〜時の迷宮〜」はそんな感傷にひたって作品自体を観れてない気もしているのですが、今日も何回か観ていろいろ感じたいと思っています。
でも、やっぱり、サヨナラノツバサ公開前後のこととかを思い出すんですよね。
「銀河の果てまで届くような深い想いが心に沁みる物語になるのではないでしょうか。」
たしかにランカの深い深い想いが見る側に沁みわたる作品になってますね。
そして、深い想いはあの3人だけでなく、視聴者にも幸せをもたらしてくれましたよね。
哀しい涙ではない涙をくれた、光の先に希望が見えた、短いながらも奥深い作品でしたね。
samadaさん、おつマクです。
「フロンティアと共に生きた14年間。」
この言葉に、とてもグッときました。
samadaさんのフロンティアへの思い、重ねた時間、その全てが凝縮されていますよね。
「時の迷宮」本編同様に泣ける言葉でした。
さて、昨晩は少しは落ち着いて見ることができましたか?
でも、ちょっとまだ無理でしょうか(笑)
昨年の公開前から、samadaさんといろいろやり取りしてきたことが、改めて思い出されます。
そんな中で、「銀河の果てまで届くような深い想いが心に沁みる物語になるのではないでしょうか。」と予想したのが結構いい線いっていたとお話した意味、分かっていただけたのではないでしょうか。
切なくも美しいハッピーエンド、ランカの思いは銀河の果てのアルトまで届いたみたいですね。
サブリナさん、おつマクです。
私の感想コメントも読んでいただいて、ありがとうございました(^^)
「時の迷宮」、やっぱり泣けますよね。
短い時間ですが、冒頭からギュッと心を掴まれて暖かくも切ない気持ちにさせてくれる物語…。
できれば次は、「音」に特化した上映で見られたらいいな思っています(そして泣きます(笑))。
サブリナさん、おつマクです☆彡
初めて観た感想、少し感情的すぎる気もしますが、一応私のファーストインプレッションです。
ランカちゃん、素敵な大人ランカちゃんになっていて、声も違和感なく大人って感じに成長していてびっくりしました。
ホシキラからの大人ランカちゃん登場は一気に心掴まれますね。
そして、終始幻想的な映像と歌のシンクロで美しい作品に仕上がっていて素晴らしかったです。
もっと感じることあるんじゃないかと思うので、今日も観る予定です。
何度も何度もゆっくり観られるのはホントに最高ですね。
名も無きパイロット。さん、おつマクです☆彡
早速のコメントありがとうございます。
昨日は「〜時の迷宮〜」のみを視聴しました。
やや興奮して観ていたので感想も何を書いているのか途中でわからなくなってきてますよね(笑)
そして、やはり余韻って大事ですね。
エンドロールが終わるとすぐに「絶対LIVE!!!!!!」が始まっちゃうので、名も無きパイロット。さんのご指摘どおり、余韻にひたる時間を確保しました。
アドバイスありがとうございました。
「絶対LIVE!!!!!!」は今日か明日には観たいと思いますが、こちらもとりあえず勢いで感想書いていきたいと思います。
「〜時の迷宮〜」は今日も観てみようかなと思います。
まだなんだか腑に落ちないというか、冷静に観れてない気もするので・・・。
短いながらも深い作品ですよね。
samadaさんの文章に想いがつまっていてじーんとしました。名も無きパイロット。さんの感想コメントにもウンウン頷いてしまいました。
私は劇場で大スクリーンの大人ランカちゃんを観た瞬間号泣してしまったので(笑)、2回劇場に足を運びましたが、やっぱり泣きました(笑)
円盤で何度でも観られるのは最高ですね。
samadaさん、おはようございます。
ついにご覧になりましたね、「時の迷宮」。
本当にたくさんの、強くて優しい思いがアルト思います。
こういうのって、なかなか表現しきれないですよね。
そんな中、いつもより少し荒削りな文章に、samadaさんの心の中を僅かでも垣間見られた気がします。
自分も少しでも早くと思いリプを書いていますが、今は職場へ向かう路の途中なので、取り敢えずまたという事で(笑)
とにかく、おつマクでした。
早速の感想アップ、ありがとうございます!